エンディングノートを書き始めるなら今、40代の終活

人生の半分を超えた今、そろそろ真剣に終活について考えてみませんか

40代からの遺影撮影、スマホでお手軽に

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これまで遺族が選ぶことが多かった
遺影を生前に自分で用意する人が
増えています。


プロカメラマンによる
撮影会が開催されるほか、
写真スタジオでの撮影も盛況です。


お気に入りの服や着物を着用し、
モデル気分で華やかな写真を
撮影するケースも目立ちます。


自分で死後に備える
「終活」が定着しつつある現在、
遺影をめぐる価値観も
変わってきているようです。


以前、11月18日の「いい遺影の日」に、
参加者自らが自分の遺影を
撮影する自撮りの撮影会が開催されました。


撮影前のメイク講座では、

専門の講師が写真で肌色をよく見せるため、
普段より鮮やかな口紅を使うことや、
眉毛を鮮明に描くことなどを参加者にアドバイス



プロカメラマンが
スマホのカメラで光の当たり方などを
意識する自撮りのテクニックを教えました。


主催した資生堂近畿支社の畑中美紀さん(48)は
自撮会とした理由について、
「旅先で、家族と一緒に撮影した自然な笑顔の写真を遺影に使いたいという人が多いため」
と説明。


参加した大阪府高槻市の主婦、田中宣子さん(61)も
「気に入った場所で好きな服で遺影を撮影したい」
と自撮りした遺影を使うことに前向きな様子でした。


開催前に参加者は
60歳以上と想定していたが、
参加した女性6人のうち60代は1人で、
他はいずれも60~50代。


畑中さんは

『病気やけがで動けなくなる前に』
『きれいでメークやおしゃれを楽しめるうちに』
などの理由で
早めに準備を始める人が増えているのでは

と分析していました。

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また、
東日本大震災西日本豪雨など
相次ぐ自然災害で、自宅に写真があっても
失ってしまうケースがあり、
事前に準備して親族に渡しておこうと
考える要因の一つになっているようです。

同じく大阪の写真スタジオでは、
普段しないようなメイクや髪形、
お気に入りの服や派手な着物姿で
撮影を楽しむ女性グループの利用者が増加。

遺影写真の希望者は、
1日あたり数人が来店しているという。

青野蘭店長は
「年を取るにつれ、自分を撮影する機会は減る。遺影写真でもこだわってきれいに撮ってもらいたいという人が増えている」
と話しています。


女優やアイドルの宣材写真の撮影も手がける
大阪市中央区
「スタジオクライム」のオーナー、藤田啓二さんも
「終活ブーム以降、遺影の撮影希望者は年々増えている」と実感する。



葬儀業者でつくる
全日本葬祭業協同組合連合会によると、
かつて、自分で遺影写真を用意する行為は
『縁起が悪い』とタブー視されていた。

担当者は
「終活の定着で価値観が変わり、遺影写真を通し、自分の『死』に前向きに向き合う人が増えてきている」
と指摘しています。


そろそろご自身の遺影についてもお考えになったらいいと思います。