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40代、揺れる夫婦の「家庭内別居」

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愛し合っているからこそ、結婚したはずなのに

最近、夫の顔を見たり、
言葉を交わしたりするのが
ツラいと言うあなた、
もしかしたらそれは
家庭内別居の前兆かも知れません。


結婚を機に、
恋人時代には見えなかった
様々な「こんなはずじゃなかった」を
感じる人もいるようです。


“小さな違和感”から家庭内別居に
至りやすいきっかけとは、
どのようなものなのでしょうか。


一番大きな理由は
家事・育児への意識の違いのようです。


「風邪で熱があった私に夫が“早くメシ作って”と。私はあなたの何?」

「子どもがイジメに遭い、夫に相談したら“お前がしっかりしろよ”といわれた。あなたも親でしょう、と言いたい」

このような声が上がっていますが、
夫婦は協力が必要なのに
思いやりのない言動や
面倒なことを押し付けようとする
態度は亀裂のもとになりかねません。


また、モラハラをされるようになった
夫に対して妻が抱く嫌悪感もあります。

「パートで働きたいといった私に、“お前には無理”と夫は却下。いつも私はバカにされ、爆発寸前」

モラハラ人間は、裏を返せば
「自分に自信がないから相手を先制攻撃して安心したい」
と言う心理であることも多く、
矛先を向けられた側としてはたまりませんよね。


お互いへの関心がなくなることも
家庭内別居につながりやすいです。

「結婚を機に、恋愛から現実的な生活へ。セックスレスになり、“ただ一緒にいるだけ”の関係」

時の経過とともに
トキメキが薄れていくのは否めませんが、
そこに“安らぎ”を見出すのか、
“空虚”を感じてしまうのかが
分かれ道なのかもしれませんね。

また、会話レスとなってしまう
ご夫婦もいらっしゃるようです。

「もともと口下手な2人。教育や家計について意見が違っても議論するのがイヤで自然と会話も減った」

SNSなどが進化していますが、
やはり大切なことは
面と向かって話し合うことができないと、
それがすれ違いの大きな原因となることもあるようです。

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メリットもあればデメリットもある家庭内別居の実情

安易に別れられないからこそ
家庭内別居という選択肢が
出てくるわけですが、
これにはメリットもデメリットもあるようです。


メリットとしては
・ 子どもと離れずに済む
・ 世間体が保てる
・ 収入面の安定が保てる


デメリットとしては
・ 嫌になった相手と顔を合わせるストレス
・ 子どもへの精神的影響
・ 冠婚葬祭など、親せきの集まりが苦痛


やはり一緒にいたくない
“他人”
と一つ屋根の下で生活する
ということは不自然であり、
精神面から見れば
デメリットの方が多いようですね。

「私はこうして乗り越えた」家庭内別居解消の具体例

家庭内別居の先にある離婚や修復、
進む方向は人それぞれですが、
いずれにせよ、
解消に至ったきっかけは一体何なのでしょうか。

「子どもが一人前になるまではと我慢し続け、高校卒業で就職したのを機に、思い切って離婚。子どもを判断の中心にしたことで家庭内別居に耐えることもできたし、別れるときにも迷いなく決断できた。子どもも理解をしてくれた」

子どもなど自分にとって
かけがえのない存在を心の支えとして、
機が熟すまで待ったという事例は
少なくないようです。

また、離婚のタイミングを
定めたらそれに向けて貯蓄をしたり、
手に職をつけるスクールに通ったり、
と経済的な準備をする人もいます。

離婚を目指す場合、
「別れる」ことが最終目的ではなく
「別れてからの生活」を
視野に入れる必要があるでしょう。


「結婚記念日に夫ともう一度本音で語り合った。お互いの心をぶちまけ合って、なんとか修復の方向へ」

「修復」派の場合、
「徹底的に話し合う」という意見が多く、
現状打破のために努力する
前向きな姿勢がうかがえます。

また、
「親の介護で夫婦間の協力が必要になった」
というケースもあり、
夫婦が連携せざるを得ない事象を利用して
修復を図るという手段も有効なようです。


あなたの人生はあなたが主導権を持っている

夫婦間がうまくいかなくなると、
心身共につらいですよね。

あれこれ悩んで
壁に突き当たってしまうこともあるでしょう。

あなたが
判断に迷ってしまったときの一策として、最終的には
「どうしたら自分が幸せだと感じられるか」
を基準に選択してもよいかもしれません。


誰のものでもない、
たった一度のあなたの人生です。

時には周囲に相談したり頼ったりしながら
ゆっくりと前進してくださいね。