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45歳、上海、魯迅公園で中国人の定年を知る

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なぜか上海租界に呼ばれて

45歳の時、私、
なんだか上海租界に呼ばれているような気がして、
ちょうど募集をしていた
3泊4日の格安ぼったくり弾丸ツアーに
参加して、上海に行って来たんです。


5月頃だったと思うんですけれど、
上海はものすごい暑さで、
既に日中の気温は30度オーバーだったと思います。


なにしろ格安ぼったくりツアーですから、
観光から食事まで全部ついたツアーで、
そのクオリティの低いことは言うまでもありません。


要はお土産屋さん巡りのツアーで、
ほんのオマケ程度に観光がついているって
感じのパックツアーでした。


ツアーでご一緒だったのは、
ほとんどが老夫婦で、
奥さんの方はどなたもこぞって
普段しない厚化粧にゴージャスな指輪を
全部の指にはめる勢いでおめかししていましたが、
こんなお金持ちアピールを
無邪気に海外でやっちゃうから、
日本人はナメられたりタカられたりするんですよね。


ヘタしたら犯罪に遭う可能性も高く、
帰国時の税関でもチェックが厳しいと、
何ひとつメリットがないんです。


だから、お年寄りだけではなく、
お若い方でも、
海外に行く場合はおめかしをして行くと自ら

「私は世界一安全なパスポートを持っている日本人ですよ」

って言って歩いているようなものですから、
おめかしもほどほどにしてください。

中国の定年退職

上海では魯迅公園に連れて行かれました。

お土産屋さん以外は
無料の観光施設ばかりを回るセコいツアーでした。

広い公園内では気温30度を超える暑さの中を、
卓球をするグループ、
なにやら天女のような衣装を着用して舞い踊るグループ、
8トラって言うんですか?
なんか大がかりな設備でカラオケに興じるグループと、
さまざまなグループ活動をしている人たちがいました。

 
その時です、
なぜかドラえもんの旗を掲げて先頭に立って歩き、
物売りを追い払っていた
ドラえもん似の現地添乗員の女性が、
中国の定年退職は45歳です。45歳からはみんな、こうして公園で1日を過ごしますね」
と言いました。


その時私は45歳。

仕事が絶頂期的に忙しく、
徹夜をすることも体力があれば辞さない
生活を送っていたので、
「えっ?どうして?私にはこんなに仕事が溜まっているのに、彼らは1日中公園で遊んでいられるの?」
って疑問しか残りませんでした。


国が変わると老後の生活も変わる。

それだけを学習した弾丸ぼったくりツアーでした。