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人生の半分を超えた今、そろそろ真剣に終活について考えてみませんか

おひとりさま終活のお予算は?

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おひとりさま終活の金銭的に厳しい先行き

老後に必要な生活費は、
夫婦二人で月に平均約26万円。

無年金の期間を何とかやり過ごすだけでも、

26万円×12ヵ月×10年間 = 3120万円。

単純計算でこれほどの老後資金が必要になります。



「年金が減額されても、その分だけ簡素な生活にすれば良い」

そのように考える方も多いはず。



例えば「おひとりさま」はどうでしょうか。

単身世帯なら、
生活費を「夫婦の半額以下」にまで
節約できそうな気がするかもしれません。


しかし「おひとりさま」の
生活費は平均で15万円程度。

「夫婦の半額以下」どころか、
生活コストはより割高になる傾向があります。


さらに「女性のみ」世帯で見た場合、
年金の平均受給額は約11万円。

単純計算で「おひとりさま」の
生活費から受給額を差し引きすると、
毎月約4万円不足します。


「おひとりさま」の生活費は夫婦の約6割
● しかし年金の受給額は男性より少ないケースが多い
● 平均的なケースで試算すると30年間で(4万円不足×12ヵ月×30年)=1440万円が必要。

「おひとりさま」はそんな厳しい老後を迎えることになります。

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年金がどんどん減らされていくリスクも考慮してください

試算を見る限り、
「おひとりさま」が年金のみで
生活できる将来は期待できません。


加えて、今後の制度変更の可能性として、
● 数十年で年金の支給額が2~3割減
● 支給開始年齢が70歳前後にまで引き上げられる

この「2大リスク」にも備えておく必要があります。


仮に年金の支給額が2割減ると、
「おひとりさま」の年金は月額約9万円。

平均的な生活(月15万円)を
維持するためには、
毎月6万円程度が不足します。


したがって先ほどと同じく
30年間で試算すると、
6万円不足×12ヵ月×30年 = 2160万円。

最低これだけの
老後資金を準備しなくてはなりません。


「おひとりさま」が
その6割(22万円)で
「ゆとりある老後」を実現するためには、

生活費22万円 - 年金9万円 = 13万円

を毎月捻出する必要があります。



30年間で必要な額は、
13万円×12ヵ月×30年 = 4680万円!


しかし、「おひとりさま」の
平均貯蓄額は900万円程度。

どうやら私たち庶民にとって
「ゆとりある老後」は
「夢のまた夢」と言う他なさそうです。

現状の統計を見る限り、
「おひとりさま」が
「ゆとりある老後」を
迎えることは難しいかもしれません。

しかし、堅実な
「必要最低限の暮らし」
を実現する手立てはあります。