そろそろ生活習慣病について真剣に考えてみませんか?
生活習慣病は文字どおり
「生活習慣」が原因で引き起こされる
症状や疾患、
つまり若い頃からの生活習慣が
積み重なって起こります。
まずは、どんな人がかかりやすく、
どんなことに気をつけるべきか、
正しく理解して積極的に予防に取り組みましょう。
生活習慣病と聞くと、どうしても
「メタボ」や「肥満」が原因という
イメージが強いためか、
中年太りの男性が発症しやすいものと
思っている方が多いようです。
けれども、
特に肥満でもない方でも
糖尿病や痛風になるケースは見受けられます。
また、40代は女性には
更年期障害がそろそろ始まっても
おかしくない年代です。
たしかに、症状が進み、
重篤な疾患につながるのは
40代以降の方が多いのですが、
近年では食生活の欧米化や生活習慣の乱れに伴い、
20代、30代の人でも、いつの間にか
病状が進行していた、というケースが増えています。
もちろんそれは男性に限ったことではありません。
そして、定期健診を受けている人でも、
その結果を予防や対策に役立てないのは非常にもったいないことです。
あなたが会社に所属していれば
年に1度の健康診断を受診するほか、
各自治体で受けられる健診などもあることから、定期的な検査を受けている方は多いはずです。
けれども、その検査結果を
「あまり悪い数値ではないから」とか
「今は症状がないから大丈夫」と、
軽い気持ちで
受け取ってしまっている人が多いのもまた事実です。
本来ならば、
「昨年や一昨年と比べてどう変化しているか」
を見ながら、
血圧や血糖値、
中性脂肪などの数値が上昇傾向にないか確認し、
早めの対策を講じるべきなんです。
そのためには、
どんな生活習慣が悪い影響を及ぼしているのか、
医師のアドバイスをぜひ参考にしてください。
生活習慣病と呼ばれるものは、
高血圧症、動脈硬化、糖尿病などから、
脳梗塞や心筋梗塞などの血管障害といった、
すぐに生命の危機に直結する病気に至るまで、
軽視できないものばかりです。
そのどれもが、
大きな自覚症状はないまま
進行していくため、
定期的な健診で出された数値は
実はたいへん重要な目安となります。
自分の体が今どんな状態で、
将来どんなリスクがありそうか、
年齢や性別に関係なく、
年に1度はしっかりご自身の体と向き合う機会を設けましょう。